昨年還暦を迎えたと喜んでいたら、瞬く間に一つ歳を増してしまい感じてきたのが
体力の衰え、特に脚力が著しい。それを強く感じさせるのがTX650のキックによる始動。
エンジンを換装してコンプレッションが上がったのは走った感覚でわかるのですが、バッテリーの劣化が原因なのか時々セルが滑ってしまい止むを得ずキックを踏むと、やたらとケッチンを食うようになったのです。
連続して食うと、もう怖くて更に蹴飛ばす思い切りが躊躇してしまうのです。
乗れば歯切れのいいサウンドと、何よりCBやZと違い高速SAでドヤ顔?できる珍車だからオーナー冥利に尽きるオートバイなのに。
TXのケッチンは、私のオートバイ遍歴40数年間で経験したケッチンの中で飛び抜けて強烈なもので、土踏まずを蹴り返すなんて半端なものじゃなくカカトをすり抜けてふくらはぎを引っ叩くというほどのものです。
エンジンの造形からタンク、メッキのフェンダーまで、これぞ昭和のオートバイという所有欲は満たしてくれます。
しかしながら、その日のご機嫌次第では凶器となるのです。
だから、セルが生きてるか滑るかは関係なくキックで始動ができなくなった時TXとお別れの時です。
その次はマーニとなるでしょう。
今現在マーニは車検を切らして乗っていないのですが、クラウチングスタイルがきつくて距離を走れないという問題があるのです。
ガレージで撫で回し眺めているだけでも満足しているのですが、そう遠くない時期にお別れがくるでしょう。
最後に残るのはGL。
車両重量410キロというのは軽量なリッターバイク2台分で頭の中で考えると乗れたものじゃないけれど、タンデムをしなければ低めのシート高と相まって重量をあまり感じません。
しかしこれも今だから。
確実に衰えていく脚力でいつまで支えられるのやら。
けど免許が生きてるうちは乗り続けていたいから、近い将来に軽くて小さなエンジンになっていくんだろうな。
ゴールが近づいてきた。

キックペダルが踏めなくなってきた。

セローはインジェクションになって扱いやすくなったみたい。