自分大好き60歳
by otokichi2005
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GTRそのⅡ
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昭和50年代初期からクルマの排気ガス規制が厳しくなり、ほとんどすべてのクルマに触媒が付くようになり、燃料噴射も当たり前になりつつあったのですが、規制をクリアするために、とにかくガスは薄く回り方ももっさりとした感じでした。
L20型エンジンは、何故そうなのかは知りませんが、吸気と排気が同じ方向のターンフローというバルブ配置なのですが、ソコソコのトルク感こそあれ、お世辞にもスポーツエンジンだとは言えませんでした。
そんな時代でしたから、ツインカム、4バルブ、ツインチョークのトリプルキャブレター、ステンレスのタコ足が最初から付いているGTRは誰もが憧れるクルマだったのです。
昭和54年だったと記憶しているのですが、当時でもGTRの中古車相場は結構なものでした。
しかし、人気があったのはハードトップのKPGC10で、4ドアセダンのPGC10は忘れられた存在であったと言えました。
ハードトップは250万以上、セダンなら200万を切るくらいで買える相場でした。
私の場合、更に安く手に入れようとカーグラフィック(現CG)の個人売買欄で買ったのですが、これがどっこい安い分食わせ物で無駄に散財する羽目となったのです。

さてここで、スタンダード2000GTとGTRはどこが違うのか説明しておきます。
まずは誰でも知っているエンジンですが、これは例えばトヨタ2000GTのように既存のエンジンのヘッドだけを換装してDOHCにしたものではなく、「プリンスR380の流れをくむ全て専用設計されたものでした。
そしてあまり書かれることがないミッションは、シンクロがボルグワーナータイプではなくポルシェサーポシンクロメッシュというものでした。
購入時はシンクロナイザーがへたっておりシフトアップは問題ないものの、シフトダウンはダブルクラッチを踏んでスロットルを1発当てないと入らないという代物でした。
そして、ポルシェサーポシンクロメッシュというと、さぞや素晴らしいシフトフィーリングと思ってしまいますが、構造上グニャグニャとした節度が全くないもので、ポルシェ自身もその後のクルマはワーナータイプのシンクロになっています。
デフギアは、スタンダードのオープンギアに対してLSDが標準で付いてます。
ただこれも困ったちゃんで、ステアリングの舵角を大きく取った状態(街乗り)でスロットルを踏むと、デフ内のクラッチが効きすぎてバキバキと結構な音を立ててしまうことでした。
勿論故障を疑いスポーツコーナーに相談したのですが、こういうクルマだからしょうがないですねで終わり。
ボディーに関しては、まずは見ての通りでリアフェンダーのサーフラインが切り取られてワイドなたいやを履かせることができます。
ガラスは全面色なしガラスで、リアの熱線も付いていません。
当時流行っていた化けRを一発で見分ける方法は、このガラスを見ればすぐに分かったものです。
シートは、運転席、助手席共にフルバケットで前後の調節しかないものです。
また、当時の保安基準からでしょうかヘッドレストは付いていません。
リアシートはスタンダードと同じものが付いています。
快適装備はヒーターのみで、クーラーやエアコンなど付いていません。
これはエンジンにコップレッサーを付けることなど最初から想定されたいなことなのでしょうがありません。
フェンダーミラーは砲弾型で、セダンGTRだけのものです。
ブレーキは、多分スタンダードと同じでフロントがディスクにリアが鋳鉄ドラムなのですが、ただしマスターシリンダーに負圧サーボがついておらず踏力はかなり重いものでした。
そのおかげでヒールアンドトーはむしろ自然にできた記憶があります。

エンジンとミッションのセミOHについてはまた後日。



by otokichi2005 | 2017-04-10 19:30 | その他 | Comments(0)
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