マリタイムブルー号が我が家に来て10周年の二泊三日の記念日旅行は無事に終了しました。
三日間の総走行距離は950キロで気になる燃費も13km/Lとまずますの結果。
エコランはしないけど、追い越し車線も走らないという順法走行に徹したら数字が付いてきました。
今回のツーリングは、名勝旧跡などの観光地は一切寄らずで宿に直行し温泉浸かって美味しいものを食べるだけでしたが、とても記憶に残る旅となりました。
それは初日の仙台に向かう常磐自動車道で感じたのです。
東日本大震災から6年半経過していますが、津波の被害は地震直後に仙台入りして未曾有の災害を実感していました。
ただ、福島第一原発事故は報道でしか知ることがなかったのです。
いわきJCTを過ぎると放射線量の電光表示板が現れ、国道6号線は富岡から南相馬まで二輪車の通過はできないとの警告板が目立ちます。
やがて車を進めていくと周りの風景に違和感を感じ始めました。
住宅が立ち並ぶ街、集落、そして田畑。
何かが違うことに気付くまで時間はかかりませんでした。
人がいない。
時折見かけるのはダンプカーか重機を積んだトラックだけ。
田畑は荒れ放題で、家屋に人影は見られず。
そんな光景が10キロほど続き複雑な気持ちになりました。
原発の是非を語る事はしませんが、自分が住む地域周辺には作らないでというエゴな考えが湧いてきたのも事実です。