先日コイルを交換し調子を取り戻したと思った矢先に再びエンジンの不調に陥ったTX650。
症状は完全な片肺で、出来の悪いシングルに乗ってる感じとなりました。
ならば、一緒に購入したコンデンサーを交換すれば治るだろうと交換してみたのですが、やはり片肺治らず。
プラグを点検すると、不正爆発する左が真っ白に焼けている。
キャブの目詰まりを疑いタンクを外そうとした時、コックのOFFが効かない。
さてはコック内部のゴム製レンコンが早くもダメになったかと分解したならば、欠けもなければ弾性も残っている???
いったいどーなってるんだとバラしたコックを見ていたら。
あらっ、なんか黒くてでかいものが詰まってるじゃありませんか。
細いピンセットでつまみ出したなら、それは以前プラスチックのように硬化しガソリン漏れを起こしていたレンコンのカケラでした。
他にもコック本体とタンクのシーリングに使っていた液体パッキンのカスがタップリと詰まっていたのです。
おそらくは前のオーナーが、硬化したゴムパッキンを交換せずに使い回しやっつけ仕事をした残骸でしょう。
コックをOFFにしてもガソリンが漏れたのは、このカスどもが噛んで漏れていたものと推測。
綺麗に掃除し持っていた新品ののシールで組み付けエンジン始動。
見事なバーチカルツインサウンド!
結局は、コイルでもコンデンサーでもキャブでもなく、左側コックの目詰まりというお粗末な結果でした。
コンデンサー
バラした燃料コック
コックの取付部
ベースパッキンと溜まっていたゴミ
こんなおおきなカケラがつまってた